冬空。 ★Truth of Love★
『もう終わりにしよう。全てに疲れた・・・。』
それは、突然の言葉だった。
耳を疑う。
なぜ?急にそんなこと言うの?
アタシは、顔をこわばらせながらアナタを見た。
何も問題なかった。ホントに何も・・・。
喧嘩もしたことないし、仲もよかった。
なのに、どうして・・・?
アタシのカラダはかたまって身動きが取れない。
言葉も発することすらできなくなっていた。
『ルイが嫌いじゃないんだ。俺の中の問題なんだ。好きなことには変わりない。
でも、今は人が信じられない。やり直したいんだ、全部を。』
アナタは、アタシに向かってそう言った。
アタシは言葉より先に涙が出ていた。
理由はなに?
ようやく言葉を口にできた。
胸がつかえて思うように言葉が出てこなかった。
『ルイには関係のないこと。俺の中の問題。ルイ、頼む、別れてくれないか?』
アナタはアタシの言葉を無視して続ける。
簡単にいいよ・・なんて言えない。
言えるはずがない。
アタシは黙った。
『ルイのこと、好きだよ。でも今からこれから先は一緒にいることが難しくなった。今言えるのはぞれだけ。』
他に女の人ができたの?
言葉に出してみた。
『それはない。俺の中の俺自身の問題なんだ。時期がきたらルイにもちゃんと話す。だから今は別れてくれないか?』
わかんないよ!!
初めて怒鳴った。
アナタに対して初めて、初めてアタシは感情をあらわにした。
勝手なこと言わないで!!
アタシの感情は高ぶる。
それをなだめるかのようにアナタは、
『ルイを巻き込みたくないんだ。今いえるのはそれだけ。ごめんな、自分勝手で。』
そういって泣いて震えているアタシを抱きしめた。
そして、何度も
『ごめんな・・・。』と呟いた。
最後まで理由は教えてもらえなかった。
その後、何度も話し合った。
たくさん泣いた。
たくさんわめいた。
たくさん叩いた。
それでも、アナタの気持ちは変わることはなく、二人は離れることを選択するしかなかった。
『俺の中でクリアになったら、またルイがその時にまだ俺を忘れていなかったら、もう一度改めてスタートしよう。本当にごめんな。』
アナタはそう言って最後にアタシを強く抱きしめた。
痛いほど、強く強く抱きしめた。
うん、待ってる・・・。
アタシは泣きながらアナタの背中をしっかりつかんで離さないでいた。
雪が舞う、寒い夜の日にアタシたちは、終わった・・・。
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