占い師★雨宮由依の・・・♪★♪以心伝心♪★♪

『ユイ、それ何の香り？』

アナタはベッドから体を少し起して聞いた。

『･･･オピウム。麻薬っていう感じかな。』

アタシはオピウムをお香たてにセットして、ベッドに行く。

前まで･･･このお香が焚くことができなかった。

好きだったヒトが『ユイはオピウムだね。』と言い残してて去っていってから、

しばらくは、お香すら焚けなかった。

ルームフレグランスで過ごしてた。

『この香り、好きだよ。夜のユイっぽくて。』

アナタはアタシを引き寄せて、腕枕をする。

･･･同じこと言うんだね・・・。

アタシはふと好きだったヒトのことを思い出す。

『夜はオピウムにしてるのよ。よく眠れるから。』

アタシは自分の想い出に気が付かれないように、腕枕をされたまま反対側を向いた。

『どうしたの？』

アナタはアタシを後ろから抱きしめて、耳を少し噛んだ。

『思い出したの？そのヒトのことでも？』

アナタは自分の方にアタシを向かせる。

少し･･･想い出したかな。でもほんの少しだけだ。

『別に思い出しもしないよ。オピウムは夜のアタシか･･･って思ってさ。』

『夜のユイはわからない。時々ね。そういう意味で言ったんだよ。』

アナタはくすって笑ってアタシのおでこにおでこをくっつける。

『ＯＫ？』

『そうね（笑）』

アタシも笑って答える。

でも・・・

アタシの中では、思い出してたのかもしれない。

もし･･･今が違ってたら・・・？





そんなこと思っても仕方ない。もう終わったこと。

目を瞑って気持ちを切り替える。


アタシはアナタの耳をお返しにそっと噛んだ。





アタシはアナタが大切なのよ。

アナタが生きていてくれるだけで、アタシはそれでいいの。

もう二度とアタシから離れないで。アナタが欲しいの。


アタシはアナタの耳元でそっと呟いた。


････オピウムの香りは少しだけアタシを大胆にさせてくれる。





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占い師とは違った『雨宮由依』として、魔法の図書館で小説を書き始めました。

『雨音～AMAOTO～』

『★Truth　of　Love★』

『～Real～恋するキモチ。』


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