占い師★雨宮由依の・・・♪★♪以心伝心♪★♪

『ようやく決着はついたの？』

目を背けるアタシに『蓮人』は言った。

このヒトがアタシの運命のヒトになる。

アタシの気持ちは複雑だ。

ユキに気持ちが残ってるのも少しはある。

だって、昨日の今日だ。

気持ちの整理が簡単に着くはずがない。

そんな簡単なモノじゃなかった。

『そろそろ、いいだろ？昨日で決着が着いた。そこでお前達は終わりだ。』

蓮人は言う。

アタシは、ユキを嫌いになれないよ、好きかも知れない。

電話越しに伝える。

『迎えには来ないよ。その前に俺が迎えに行く。ただ、それだけ・・・。YES?』

蓮人は強気な口調で言った。

アタシは・・・

アタシは・・・・

もう少しユキを待ちたい。

ユキの気持ちが晴れるならアタシは待ちたい。

『お願い、１年待って。やりたいことがある。すぐには動けない。だから最低１年待って欲しい。』

その言葉を聞いた彼は

『１年を区切りとしよう。それから短いかもしれない。俺の気持ちもある。わかったか？』



うん・・・。

アタシは力なく頷いた。

ユキが帰ってくる保障はない。いつになるかすらわからない。待てるか自信もない。

蓮人はアタシにとって『運命のヒト』にあたる。

星回りから見ても、感覚から見ても・・・どうしても避けて通れないヒトだ。

関わりが深い。

いつか今日でなくても巡りあわせなければならないヒト。

アタシはそれがわかっていたからこそ、まさかこの時期に・・・と感じてしまう。

『俺のところに来いって意味がわかっただろ？ルイ。ユキは帰ってこない。』

蓮人の言葉は続く。否定しても無駄だというように。

『いいか、お前と俺は同じ。ひとつを除けば以外同じなんだよ。だから、お前は俺に惹かれたんだよな、

それは嘘じゃないもんな。』



言葉にできない。

正解、合ってる。間違いじゃない。ユキだけなら、アナタに手は出さなかった。

浅はかだった、こんなになるなんて。

『お前は俺を好きになる。ユキは忘れていくだろう。結婚してやるよ。お前とならな。』

蓮人は、勝ち誇った声で言った。

わかった・・・。時間ちょうだい。

アタシの気持ちを伝えるのはこれが精一杯だった。

そして、どこかで

ユキ、迎えに来て・・・と願う自分がいた。

蓮人・・・。

なぜ、出逢った時に気が付かなかったんだろう・・・。

アタシは電話を切った後、舌打ちした・・・。



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『雨音～AMAOTO～』

『★Truth　of　Love★』

『～Real～恋するキモチ。』

『宵闇』

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